remcat: 研究資料集

(TANAKA Sigeto)

「少子化」論を問う: その変遷と科学言説の検証 (3/24 東京)〈連続勉強会・第2回:「国難」のなかのわたしたちのからだ〉

2019年3月24日(日)14:00-16:30 東京麻布台セミナーハウス (大阪経済法科大学) 2階大研修室。 田中重人:「少子化」観の形成とその変化:1974年から現在まで。 高橋さきの:2010年代の「少子化」科学言説。

毎月勤労統計調査の抽出率・誤差率データ公開

労働省/厚生労働省「毎月勤労統計調査」について、抽出率・誤差率のデータ (1980年代以降) を公開しました:http://tsigeto.info/maikin/Data about sampling rates and relative errors for the Monthly Labour Survey (1980s - current) conducted by the …

データ改ざんに甘い社会で統計の信頼性を云々することの無意味さについて

毎月勤労統計調査のサンプルが不正に減らされていた問題について、『wezzy』 に記事を書きました:「毎月勤労統計調査」は90年代以前から改ざんされていた?: データ改ざんに甘い社会 田中重人 (2019-02-07) https://wezz-y.com/archives/63479記事の基本的な…

捨てられていたサンプル: 毎月勤労統計調査2001-2003データの検証

毎月勤労統計調査において、不正な調査手法によってどのくらいの割合でサンプルが捨てられていたかを推計する。対象となるのは、おそらく不正開始前である2001年調査と、標本誤差率が最高を記録した2003年調査である。「第一種事業所」のうちこの不正の対象…

2003年以前の毎月勤労統計調査抽出率偽装問題

2019年1月22日、厚生労働省「毎月勤労統計調査等に関する特別監察委員会」の報告書が提出された。 厚生労働省のウエブサイトで概要と全文が読める。 毎月勤労統計調査を巡る不適切な取扱いに係る事実関係とその評価等に関する報告書について: https://www.mh…

毎月勤労統計調査問題 情報アップデート

厚生労働省「毎月勤労統計調査」の問題についての疑問点を1月12日 https://remcat.hatenadiary.jp/entry/20190112/1547294783 に書いたあと、1月17日開催の 第130回統計委員会 資料が公開されました。そのほかの報道や、自分でいろいろ調べた結果も加えると…

毎月勤労統計調査における「母集団」の「復元」

厚生労働省「毎月勤労統計調査」のサンプリングがおかしかった問題について。標本調査で得た統計量をどうあつかうかの理屈自体がややこしいのに加えて、毎月勤労統計調査に固有の課題がいろいろあるので、理解するのがけっこう面倒である。以下、私の理解の…

毎月勤労統計調査問題についての疑問点

厚生労働省「毎月勤労統計調査」において、東京都の500人以上規模の事業所を1/3程度しか調査していなかった問題が報道されています。1月11日には厚生労働省からプレスリリース 「毎月勤労統計調査において全数調査するとしていたところを一部抽出調査で行っ…

このブログの主要な話題とシリーズ記事

主要な話題 (カテゴリー) 主要記事 シリーズ記事 全記事の情報 ※このページは 2018-12-02 作成ですが、随時情報を追加します。 主要な話題 (カテゴリー) COVID19: 新型コロナウイルス感染症対策「日本モデル」関連情報 maikin: 「毎月勤労統計調査」(労働省…

はてなブログに移行しました

当ブログ「remcat: 研究資料集」は、2018-11-30をもって、はてなダイアリー http://d.hatena.ne.jp/remcat/ からはてなブログ https://remcat.hatenadiary.jp に移行しました。 旧はてなダイアリーの記録 http://d.hatena.ne.jp/remcat/ の最終更新は2018-11…

「裁量労働制実態調査に関する専門家検討会」への意見

裁量労働制実態調査に関する専門家検討会 第2回を前に、参集者向けのメールを書きました。 裁量労働制実態調査に関する専門家検討会関連各位田中重人と申します。東北大学文学研究科で准教授を務めております。 専門は社会学・社会調査法でありまして、今年2…

裁量労働制に関する既存の実態調査:目次

「裁量労働制」の実態に関する文献 (全文: https://remcat.hatenadiary.jp/entries/2018/10/22) 多数の労働者を対象とした質問紙調査による裁量労働制研究 多数の企業を対象とした質問紙調査による裁量労働制研究 少数の企業での聞き取りなどの裁量労働制ケ…

ほかの目的による研究成果で裁量労働制に関する情報をふくむもの

東京都立労働研究所「労働時間管理の多様化に関する実態調査」(1998年) 東京都立労働研究所 (1999)『労働時間管理の多様化に関する実態調査 (中間報告)』(労使関係研究 21) https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA4161535X 東京都立労働研究所 (1999)『労働時間管理の…

特殊なデータ源による裁量労働制研究

渡辺俊「ポスト定住化社会における時空を超えたアクティビティの流動化実態に関する実証的研究」(2009-2011年) 裁量労働制を採用している法人組織のメールサーバーのアクセスログの分析 科学研究費補助金 (基盤研究(C) 2009-2011年度)「ポスト定住化社会にお…

少数の企業での聞き取りなどの裁量労働制ケーススタディ

森田雅也(1998)「新しい人事労務管理システムとしての裁量労働制」(特集3)『Business insight』6(4): 28-43. ISSN=09194118 http://ci.nii.ac.jp/naid/110000552869 ※その他、沢山あるが未整理。後で追加予定。