remcat: 研究資料集

(TANAKA Sigeto)

日本統計学会「公的統計に関する臨時委員会報告書」はどこがおかしいのか (1): 母集団補助情報に関する誤解

目次 はじめに 情報更新の頻度 母集団労働者数の推定方法の問題 2018年1月の「断層」について はじめに 日本統計学会「公的統計に関する臨時委員会報告書」がいろいろおかしい件、まずは毎月勤労統計調査が利用する「母集団の補助情報」に関して、報告書9ペ…

日本統計学会「公的統計に関する臨時委員会報告書」はどこがおかしいのか

日本統計学会「公的統計に関する臨時委員会」による報告書 (第1部) が公表されました。 日本統計学会「公的統計に関する臨時委員会報告書」https://www.jss.gr.jp/act/committee_report/ 本文 https://www.jss.gr.jp/wp-content/uploads/kouteki_toukei_repo…

人口政策に組み込まれた「不妊」 (7/21 東京)〈連続勉強会・第4回:「国難」のなかのわたしたちのからだ〉

次々と繰り出される人口増加政策キャンペーン、とても見過ごせません。少子化社会対策大綱の見直しも気になります。少子化対策に関わる情報を検討する勉強会、第4回目を開催します。 〈連続勉強会「国難」のなかのわたしたちのからだ:第4回〉人口政策に組…

優生保護法の負の遺産 (5/11 東京)〈連続勉強会・第3回:「国難」のなかのわたしたちのからだ〉

「不良な子孫の出生を防止する」ことを目的とした優生保護法。合意のない強制的な不妊手術や中絶が、やっと可視化されてきました。 一方、優生保護法には母性の生命健康の保護というもう一つの目的がありました。堕胎罪がありながら中絶が条件付きで合法化さ…

Preprint: Monthly Labour Survey Misconduct since at Least the 1990s (Tanaka S. 2019-03-05)

オンラインメディア『wezzy』記事 (2019-02-07)「「毎月勤労統計調査」は90年代以前から改ざんされていた? データ改ざんに甘い社会」をベースにした英語論文を公表しました。2001-2003にかけての誤差率の変動を分析したブログ記事 (2019-01-25)「捨てられて…

「少子化」論を問う: その変遷と科学言説の検証 (3/24 東京)〈連続勉強会・第2回:「国難」のなかのわたしたちのからだ〉

2019年3月24日(日)14:00-16:30 東京麻布台セミナーハウス (大阪経済法科大学) 2階大研修室。 田中重人:「少子化」観の形成とその変化:1974年から現在まで。 高橋さきの:2010年代の「少子化」科学言説。

毎月勤労統計調査の抽出率・誤差率データ公開

労働省/厚生労働省「毎月勤労統計調査」について、抽出率・誤差率のデータ (1980年代以降) を公開しました:http://tsigeto.info/maikin/Data about sampling rates and relative errors for the Monthly Labour Survey (1980s - current) conducted by the …

データ改ざんに甘い社会で統計の信頼性を云々することの無意味さについて

毎月勤労統計調査のサンプルが不正に減らされていた問題について、『wezzy』 に記事を書きました:「毎月勤労統計調査」は90年代以前から改ざんされていた?: データ改ざんに甘い社会 田中重人 (2019-02-07) https://wezz-y.com/archives/63479記事の基本的な…

捨てられていたサンプル: 毎月勤労統計調査2001-2003データの検証

毎月勤労統計調査において、不正な調査手法によってどのくらいの割合でサンプルが捨てられていたかを推計する。対象となるのは、おそらく不正開始前である2001年調査と、標本誤差率が最高を記録した2003年調査である。「第一種事業所」のうちこの不正の対象…

2003年以前の毎月勤労統計調査抽出率偽装問題

2019年1月22日、厚生労働省「毎月勤労統計調査等に関する特別監察委員会」の報告書が提出された。 厚生労働省のウエブサイトで概要と全文が読める。 毎月勤労統計調査を巡る不適切な取扱いに係る事実関係とその評価等に関する報告書について: https://www.mh…

毎月勤労統計調査問題 情報アップデート

厚生労働省「毎月勤労統計調査」の問題についての疑問点を1月12日 https://remcat.hatenadiary.jp/entry/20190112/1547294783 に書いたあと、1月17日開催の 第130回統計委員会 資料が公開されました。そのほかの報道や、自分でいろいろ調べた結果も加えると…

毎月勤労統計調査における「母集団」の「復元」

厚生労働省「毎月勤労統計調査」のサンプリングがおかしかった問題について。標本調査で得た統計量をどうあつかうかの理屈自体がややこしいのに加えて、毎月勤労統計調査に固有の課題がいろいろあるので、理解するのがけっこう面倒である。以下、私の理解の…

毎月勤労統計調査問題についての疑問点

厚生労働省「毎月勤労統計調査」において、東京都の500人以上規模の事業所を1/3程度しか調査していなかった問題が報道されています。1月11日には厚生労働省からプレスリリース 「毎月勤労統計調査において全数調査するとしていたところを一部抽出調査で行っ…

このブログの主要な話題とシリーズ記事

主要な話題 (カテゴリー) 主要記事 シリーズ記事 全記事の情報 ※このページは 2018-12-02 作成ですが、随時情報を追加します。 主要な話題 (カテゴリー) COVID19: 新型コロナウイルス感染症対策「日本モデル」関連情報 maikin: 「毎月勤労統計調査」(労働省…

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当ブログ「remcat: 研究資料集」は、2018-11-30をもって、はてなダイアリー http://d.hatena.ne.jp/remcat/ からはてなブログ https://remcat.hatenadiary.jp に移行しました。 旧はてなダイアリーの記録 http://d.hatena.ne.jp/remcat/ の最終更新は2018-11…