remcat: 研究資料集

(TANAKA Sigeto)

厚生労働省 動画「妊娠と不妊について」書き起こし (一部)

5月25日の国会質疑 のせいか、Youtube 上の厚生労働省動画サイト MHLWChannel にあった「妊娠と不妊について」の動画が閲覧不能になっている。どんな内容だったのかを紹介するために、全体の構成と問題部分の書き起こしを掲載しておきたい。

URL
https://www.youtube.com/watch?v=mgW51MUELqI
作成者
厚生労働省
表題
妊娠と不妊について
日付
2014-03-05
再生時間
12分5秒

登場人物は2人:

動画の内容は、基本的に、松本さんが質問し、それに吉村さんが答えるかたちで進んでいく。

目次

  • 妊娠のしくみ (0'34)
  • 不妊の原因 (1'18)
  • 不妊症の検査 (2'20)
  • 少子化の問題点 (4'10)
  • 高齢者の妊娠・出産の問題点 (5'30)
  • 妊娠の適齢期 (6'39)
  • 妊娠する能力の低下の原因 (7'19)
  • 不妊治療による妊娠の可能性 (8'36)
  • 不妊治療の助成制度の変更点 (9'44)

「女性の年齢と妊孕力」グラフ使用箇所の書き起こし

この動画では、22歳をピークとして、加齢とともに直線的に妊孕力が低下するよう改竄されたグラフ が登場する。このグラフの解釈にかかわる部分 (6分40秒から7分40秒くらい) について書き起こしたのが以下。

見出し
妊娠の適齢期 (6'39)
松本亜樹子
先生、そうすると、いくつぐらいが女性の妊娠の適齢期といえるんでしょうか。
吉村泰典
〔「女性の年齢と妊孕力」のグラフを指しながら〕このフィリップに、女性の年齢と妊娠する能力、というのがかいてあります。女性が妊娠する能力を妊孕力と申しますが、22歳をこの妊孕力を1といたしますと、年齢とともに妊孕力は下がり、ま、35歳前後になりますと40%前後、40歳になりますと20%前後まで低下いたします。


見出し
妊娠する能力の低下の原因 (7'19)

松本亜樹子
先生、妊娠する能力は、なぜ低下してしまうんでしょうか。
吉村泰典
それは、卵子の数の減少と、一個一個の卵子のクオリティの低下が非常におおきな原因となってくると思います。ここに、卵子の数の変化をこのフィリップにしめしておりますが、〔以下省略〕


参考資料