remcat: 研究資料集

(TANAKA Sigeto)

「毎月勤労統計調査の改善に関するワーキンググループ」参加者への手紙

「毎月勤労統計調査の改善に関するワーキンググループ」参加者のうち、メールアドレスが公開されている方にあてて、本日つぎのようなメールを発送しました。Subject: 毎月勤労統計調査の母集団労働者数推計に関する情報提供毎月勤労統計調査の改善に関するワ…

層間移動事業所と抽出率逆数:毎月勤労統計調査問題の死角

これまでの3つの記事で、毎月勤労統計調査の推計母集団労働者数がセンサスの労働者数から乖離している原因を、データ分析によりあきらかにした。 毎月勤労統計調査、今後のベンチマーク更新で大きなギャップ発生のおそれ (2021-09-11) 母集団労働者数推計の…

毎月勤労統計調査、2018年の集計方法変更で何か間違えた模様

前々回記事 で、毎月勤労統計調査の母集団労働者数推計がセンサスの数値から乖離している問題をとりあげた。 5-29人規模と500-999人規模事業所では、推計母集団労働者数が増加することにより、センサスからの乖離が生じている 30-99人規模事業所では、推計母…

母集団労働者数推計の謎:毎月勤労統計調査とセンサスはなぜ乖離しているのか

毎月勤労統計調査は、母集団労働者数を毎月推計しており、それを利用して集計のためのウエイトを算出している。この推計は、(1) 調査対象事業所に雇用されている労働者数の月間変動の推計、(2) 事業所新設・廃止等 (雇用保険事業所データによる) と事業所規…

毎月勤労統計調査、今後のベンチマーク更新で大きなギャップ発生のおそれ

8月26日、 毎月勤労統計調査の改善に関するワーキンググループ の 第2回会議 があった。 オンラインで傍聴できる とのことだったので、申し込んで傍聴してみた。この第2回会議の主たる議題は、毎月勤労統計調査の「ベンチマーク更新」について。2016年の経済…

「「3密」概念の誕生と変遷: 日本のCOVID-19対策とコミュニケーションの問題」出版のお知らせ

『東北大学文学研究科研究年報』70号に論文「「3密」概念の誕生と変遷: 日本のCOVID-19対策とコミュニケーションの問題」を掲載した。もう2か月近く前の話になってしまったのだが、現物を受け取って写真を撮ったので、ご報告。田中 重人 (2021)「「3密」概念…

HeiQ Viroblock 使用「ウイルス対策寝具」についてDoherty研究所他に問い合わせた結果

前回記事「舘田一博出演 「ハイキュ ヴィロブロック」宣伝動画 (JAPAN magniflex) 書き起こし」で、マニフレックス (Magniflex) が販売している妖しげな「ウイルス対策寝具」をとりあげた。この製品については、新型コロナウイルス感染症対策分科会などで政…

舘田一博出演 「ハイキュ ヴィロブロック」宣伝動画 (JAPAN magniflex) 書き起こし

下記のツイートで、舘田一博・東邦大学教授 (新型コロナウイルス感染症対策分科会や基本的対処方針等諮問委員会など、政府のCOVID-19対策に深く関わる) が、「世界初のウイルス対策寝具」の広告塔になっていることを知った。 コロナ対策の政府分科会メンバー…

「家制度」をめぐる奇妙な言説

3月9日の『日本経済新聞』サイトに、「夫婦別姓は家制度を壊すか」というコラムが載った。 吾妻橋「夫婦別姓は家制度を壊すか」(大機小機) 日本経済新聞 2021年3月9日 2:00 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69781280Y1A300C2EN2000/ このコラム、「家…

Interesting papers in IV ISA Forum of Sociology

International Association of Sociology holds the 4th ISA Forum of Sociology (online) from February 23 (Tuesday) to 28 (Sunday).Below is the list of 98 papers of my interest, selected based on title and abstract.(Date in BRT: Brazil Standar…

森を見なかったのは誰か:「積極的疫学調査要領」をちゃんと読む

要約 厚生労働省「クラスター対策班」設置以来、日本のCOVID-19対策は、小規模な感染の見逃しを許容しながら大規模な集団感染を重点的に発見する「クラスター対策」を中心に据える所に特徴があると公式に説明されてきた。しかし、実際の「積極的疫学調査」の…

第2波と第3波はどこがちがうのか: 「クラスター」の規模を比較する

分科会資料として公開された7月と12月のクラスターのデータからいえる、「第2波」と比較した「第3波」の特徴は、 (1)「接待を伴う飲食店」クラスターの寄与の低下 (2)「職場」「教育施設」クラスターの寄与の上昇 ということになろう。「会食」についてはカ…

データに基づいて「クラスター対策」を評価する

昨日の記事 で「現在では、政府やそれに関係する専門家が口にする「クラスター」は、「2人以上の集団感染」である。「多数の感染」という意味は完全に消失している」と書いたところ、そうじゃない情報がいきなり出てきた。 政府の新型コロナウイルス対策の分…

日本政府のいう「クラスター」は「複数感染事例」です

前回の記事 https://remcat.hatenadiary.jp/entry/20210106/eat にこのようなコメントがついていた。 分類に家庭内が無いが、クラスターは概ね5人程度の発生を目安としているから、核家族化が進む現状では、家庭内での感染でクラスターになる例があまり多く…

クラスター分類は自由自在?: 分科会 (第12, 19回) 資料にみる数値操作

要旨 「飲食店でのクラスターが多い」という議論の論拠となっている新型コロナウイルス感染症対策分科会第19回会議 (12月23日) 資料のグラフが不審であり、数値が操作されている疑いがある。第12回会議 (10月23日) の資料と比較した結果、クラスター分類の恣…