remcat: 研究資料集

(TANAKA Sigeto)

Ulrike Nennstiel (2014)「「ヘリ・ペアレント」は日本にいないのか?」第24回日本家族社会学会大会

date: 2014-09-06 10:00-12:30
is: 第24回日本家族社会学会大会 自由報告(1)-2 教育・親子関係
loco: 東京女子大学 9号館 9102
by: Ulrike Nennstiel (北星学園大学)
title: 「ヘリ・ペアレント」は日本にいないのか?
given: 米国の「ヘリ・ペアレント」とは、子供が大学卒業後も、子供の行動・就職活動などを、子供の上をヘリコプターに乗って監視しているかのように観察し、たとえば本人の代わりに就職活動に取り組むことさえ珍しくない、という親を指す。
given: ドイツでは、より日常的な中高校生に関する過保護のことを言う。
description: アメリカ・ドイツ・日本での「ヘリ・ペアレント」「モンスター・ペアレント」の社会的含意。親に対するどのような批判が日本社会で受け入れられやすいか。日本においても「ヘリ・ペアレント」が少なからず存在するにもかかわらず、それを指摘したり、こういった親が子供に与える影響を問題にしたりする声が殆ど全く聞こえないという事実がどんな社会状況、どんな政治的文脈を反映しているか
method:
source: {http://www.wdc-jp.com/jsfs/conf/2014/pdf/2014_jsfs24_summary.pdf} 『第24回 日本家族社会学会大会 報告要旨』(2014-09-06,07 東京女子大学)
page: 24-25
critic: 日本では、親がティーンエイジの子供を監督するのも、成人した子供の就職を世話する(特に自分のところで雇う)のも普通なので、そもそも社会問題になりようがない。アメリカと状況が違うとすれば、単に直系家族制−夫婦家族制問題? 中高生の過保護をあらわす日本語は「教育ママ」系列では。