remcat: 研究資料集

(TANAKA Sigeto)

埼玉県 (都道府県ライフプラン冊子)

埼玉県では特にライフプラン冊子的な出版物はつくっていないようである (すくなくとも今のところ未発見) が、福祉部少子政策課で 「埼玉県 結婚・妊娠・出産・子育て応援公式サイト」 を運用しており、そのなかに「妊娠の仕組み、不妊・不育症」というページがある: http://www.saitama-support.jp/want/32-2

このページからは、「年齢を重ねると妊よう性(妊娠する力)が低下するといわれています」として、 日本生殖医学会 不妊症Q&A へのリンクがある。このサイトができた2014年当時には、 http://d.hatena.ne.jp/remcat/20160430 のグラフが載っていたはずである (現在は、日本生殖医学会サイトのグラフは差し替えられている。)

また、その下には、次のような表「日本の出産女性と不育症例の年齢分布及び年齢別流産率」が載っている


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埼玉県 (c2014)「妊娠の仕組み、不妊・不育症」(結婚・妊娠・出産・子育て応援公式サイト)

http://www.saitama-support.jp/want/32-2#07

注の「BMJ 320:1708.2000」は https://doi.org/10.1136/bmj.320.7251.1708 参照。

この表には%が3列出てくるが、左側2列は上から下まで足して100%になるが右端の% (BMJ誌掲載論文による流産率) はそうならないというちがいがある。しかも、中央の% (不育症例の年齢構成) はそれ単独でみる意味はほとんどなくて左端の% (出産した母親の年齢構成) といちいちくらべる必要があるという数値なので、予備知識のない読者はまず理解できないのでは。