KAKENHI research (2017-2019) #17K02069 result report. 加齢による妊孕性の低下に関する非科学的な知識の生産・流通の実態を調査し、非科学的なグラフやそれを「卵子の老化」と結びつける言説が本格的に出現したのは2011年以降であること、しかしそれ以前…
科学研究費補助金による研究プロジェクト「非科学的知識の生産・流通と「卵子の老化」パニック」(基盤研究(C) 2017-2019年度 #17K02069) 第2年度の実施状況報告書 (2019-05-07 日本学術振興会に提出) ※このブログに書いたのは提出から1年以上たっていて、第3…
執筆中原稿について情報源のメモ (随時追加します): 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(二〇二〇年四月一日) https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000617992.pdf 高橋直純「入院は重症者優先、…
科学研究費補助金による研究プロジェクト「非科学的知識の生産・流通と「卵子の老化」パニック」(基盤研究(C) 2017-2019年度 #17K02069) 最終年度の実施状況報告書 (2020-04-28 日本学術振興会に提出) [2020-06-04 「研究発表」を追加] 研究実績の概要 (Summ…
「8割は人にうつさない」に飽き足らず、さらに誇張したグラフが使われている問題について。 目次 「新型コロナクラスター対策専門家」による「例示」グラフ 暗数を補正する 「3密」クラスターの見落としがある場合 どうなれば終息するのか おわりに [ 前の…
2月末~3月頭の政府情報と報道 前回記事 「「8割は人にうつさない」は嘘? (1): Nishiura et al (2020) 論文をどう読むか」 でとりあげた厚生労働省Q&Aのグラフが公表されたのは、2月29日のようである。厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の…
新型コロナウイルス感染者の8割は人にうつさない、という言説とその根拠とされる論文についての検討。 目次 厚生労働省の謎情報とメディア言説 Nishiura et al (2020) 3月3日版 改訂版 感染例のデータ構造 なぜデータ上の2次感染数がすくないのか 議論 厚生…
2020年2月2日(日) 14:00-16:30 渋谷男女平等・ダイバーシティセンター<アイリス>。西山千恵子・田中重人:愛媛県への抗議文―経緯と問題、県の対応。高橋さきの:「県民性」をめぐって――「血液型」そして「淘汰」
Deviance Deviance and inequality in Japan: Japanese youth and foreign migrants Robert Stuart Yoder ISBN:9781847428325 2011 Policy Press Scholarship Online: March 2012Deviance and Inequality in Japan: Japanese Youth and Foreign Migrants作者…
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前回記事「まちがいさがし」 の答え。 下記の画像は、毎月勤労統計調査による「標本誤差率」の表を『毎月勤労統計要覧』各号からコピーしてきたものです。2001年からさかのぼって1996年まで、8枚あります。この表のなかに、年次によって数値にちがいのあると…
問題 下記の画像は、毎月勤労統計調査による「標本誤差率」の表を『毎月勤労統計要覧』各号からコピーしてきたものです。2001年からさかのぼって1996年まで、8枚あります。この表のなかに、年次によって数値にちがいのあるところはいくつあるでしょうか。た…
今年2月6日の参議院予算委員会で、2003年までおこなれていたとされる毎月勤労統計調査のサンプル間引き の件がとりあげられた。それから半年以上たったが、どういうわけか、このときの委員会の議事録がいまだに公開されていない。国立国会図書館「国会会議録…
今年3月19日の尾辻かな子 (衆議院議員) サイト記事から: 3月18日の参議院予算委員会で石橋通宏参議院議員が提出を求めていた毎月勤労統計におけるローテーションサンプリングによる抽出の調整が難航している内容の文書が理事会に提出されました。 ――――― 尾辻…
日本統計学会「公的統計に関する臨時委員会報告書」に関する連載、 3回目は 前回の記事 に関連して、毎月勤労統計調査における2018年1月の「常用労働者」定義変更の問題。 目次 常用労働者の定義変更 定義変更の影響 ベンチマーク更新問題との関連 定義変更…