remcat: 研究資料集

(TANAKA Sigeto)

1970 年代以降の未婚化と初婚構造の変容: どのような結婚が失われたのか

date: 2013-09-08 10:45-12:45
is: 自由報告 (3) 恋愛と結婚
loco: 静岡大学 静岡キャンパス 共通教育A棟102
by: 岩澤美帆(国立社会保障・人口問題研究所)
title: 1970 年代以降の未婚化と初婚構造の変容: どのような結婚が失われたのか
data: 「国勢調査」(総務省)および「人口動態統計」(厚労省)に基づく女性の年齢別未婚者初婚率(初婚ハザード)と国立社会保障・人口問題研究所が5 年おきに実施している「出生動向基本調査」から得られる年次別妻の初婚年齢別初婚タイプ別集計表を用いて、競合するタイプ別の初婚が女性の加齢とともに未婚女性人口を減少させる多重減少初婚表を作成
fact: 失われている初婚の多くは、戦後の日本的家族モデルを特徴づけていた結婚−(1)見合い結婚、職縁結婚、(2)婚前に妊娠も同棲を経ない結婚、(3)夫年上婚、(4)夫が正規雇用、妻が結婚後無職の組み合わせである結婚、(5) 夫が長男の夫方同居婚−であることが分かった。一方、初婚ハザードが上昇することで増大している初婚は、婚前同棲を経験している結婚、夫あるいは妻が非正規雇用の結婚、夫あるいは妻が専門職の結婚、そして夫が長男の妻方同居婚
source: {http://www.wdc-jp.com/jsfs/conf/2013/documents/youshi1.pdf} 『第23回 日本家族社会学会大会 報告要旨』(2013-09-07,08 静岡大学)
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