remcat: 研究資料集

(TANAKA Sigeto)

優生保護法の負の遺産 (5/11 東京)〈連続勉強会・第3回:「国難」のなかのわたしたちのからだ〉

次々と繰り出される人口増加政策キャンペーン、とても見過ごせません。少子化社会対策大綱の見直しも気になります。少子化対策に関わる情報を検討する勉強会、第3回目を開催します。

<連続勉強会:「国難」のなかのわたしたちのからだ> 第3回 優生保護法の負の遺産

「不良な子孫の出生を防止する」ことを目的とした優生保護法。合意のない強制的な不妊手術や中絶が、やっと可視化されてきました。

一方、優生保護法には母性の生命健康の保護というもう一つの目的がありました。堕胎罪がありながら中絶が条件付きで合法化され、その適用条件が拡大された背景にどんな社会状況や議論があったのかを探ります。

少子化時代の人口政策と優生思想について、過去と現在をつなぐ勉強会、ぜひご参加ください。

日時
2019年5月11日(土)11:00-13:30
会場
東京麻布台セミナーハウス (大阪経済法科大学) 2階大研修室 (東京メトロ 日比谷線「神谷町」駅 1番出口から地上に出て左、道なりに直進5分 http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html )
参加費
500円(学生・非正規雇用の方などは300円)
申込み
準備の都合上、なるべく下記へお申込みをお願いします。当日参加も可。

プログラム

  • 報告1.柘植あづみ:引揚者の「不法妊娠」中絶問題と優生保護法の成立前夜
  • 報告2.大橋由香子:優生的な不妊化措置と、堕胎罪―中絶許可が意味するもの
  • フロア討議

主催者・連絡先等

主催: 高校保健・副教材の使用中止・回収を求める会
申込み・問合せ先: stopkyouzai * gmail.com (* を @ に変更してお送りください)

共催: リプロダクティブ・ライツと健康法研究会

連続勉強会について

「高校保健・副教材の使用中止と回収を求める会」https://fukukyozai.jimdo.com は「妊娠のしやすさは22歳がピーク」等、科学的根拠に乏しい情報を掲載した高校副教材「健康な生活を送るために(平成27年度版)」の使用中止・回収を求めて2015年に発足しました。2017年には 論創社から『文科省/高校「妊活」教材の嘘』 (西山千恵子・柘植あづみ編) を刊行 しています。

連続勉強会「「国難」のなかのわたしたちのからだ」(第1回, 第2回) は、このような学校教育への介入をふくめた「少子化対策」にかかわる情報を検討、吟味していく場として2018年に立ち上げたものです。今後は、7月、9月、11月の開催を予定しています。

文献紹介 [2019-05-17追記]

各報告で紹介された文献についての情報です

柘植 あづみ (2019)「生殖管理の戦後: 優生保護法成立前の中絶と主体をめぐって」『ジェンダーと生政治』臨川書店 (第3章)
http://www.rinsen.com/linkbooks/ISBN978-4-653-04394-2.htm

ジェンダーと生政治 (戦後日本を読みかえる)

ジェンダーと生政治 (戦後日本を読みかえる)

大橋由香子 (2019)「権力による生殖への介入: 優生保護法における強制不妊手術をめぐって」『福音と世界』74(2): 24-29.
https://biblehouse.jp/?pid=139140274
https://ci.nii.ac.jp/naid/40021779662

次回予告 [2019-05-17追記]

次回 (第4回) は7月21日 (日) 午後に開催予定。場所は第3回とおなじ東京麻布台セミナーハウスです。