次々と繰り出される人口増加政策キャンペーン、とても見過ごせません。少子化社会対策大綱の見直しも気になります。少子化対策に関わる情報を検討する勉強会、第4回目を開催します。
〈連続勉強会「国難」のなかのわたしたちのからだ:第4回〉人口政策に組み込まれた「不妊」
「少子化対策」という文脈で実施される不妊〝治療〟支援。「妊活」だけでなく、近年では「卵子の老化」キャンペーンに煽られた「卵活」も生じています。不妊への不安につけこむ医療とその関連産業やメディア、早期の妊娠・出産を促す政治勢力の動きは、私たちの意識、行動、選択に何をもたらしているでしょうか? 仕掛けられた世界一の不妊〝治療〟大国ニッポン、その現状を探ります。
- 日時
- 2019年7月21日(日) 14:00 - 16:30
- 会場
- 東京麻布台セミナーハウス (大阪経済法科大学) 2階 大研修室 (東京メトロ 日比谷線「神谷町」駅 1番出口から地上に出て左、道なりに直進5分 http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html)
- 参加費
- 500円(学生・非正規雇用の方などは300円)
- 申込み
- 準備の都合上、なるべく下記へお申込みをお願いします。当日参加も可。
プログラム
- 報告1.鈴木りょうこ:科学・ビジネス・政治がつくり出す「生殖」市場
- 報告2.柘植あづみ:「卵子の老化」と卵子提供によって子どもをもつこと
- フロア討議
主催者・連絡先等
主催: 高校保健・副教材の使用中止・回収を求める会
申込み・問合せ先: stopkyouzai * gmail.com (* を @ に変更してお送りください)
共催: リプロダクティブ・ライツと健康法研究会
連続勉強会について
「高校保健・副教材の使用中止と回収を求める会」https://fukukyozai.jimdo.com は「妊娠のしやすさは22歳がピーク」等、科学的根拠に乏しい情報を掲載した高校副教材「健康な生活を送るために(平成27年度版)」の使用中止・回収を求めて2015年に発足しました。2017年には 論創社から『文科省/高校「妊活」教材の嘘』 (西山千恵子・柘植あづみ編) を刊行 しています。
連続勉強会「「国難」のなかのわたしたちのからだ」(第1回, 第2回, 第3回) は、このような学校教育への介入をふくめた「少子化対策」にかかわる情報を検討、吟味していく場として2018年に立ち上げたものです。今後は、9月、11月の開催を予定しています。
この記事の履歴
2019-05-17: 速報を掲載
2019-06-11: 正式版